ミャンマーの貧しい学生の大学進学を支援する国際里親制度

設立の経緯

ミンガラへの道

ミンガラとは・・

ミャンマー人の大半は敬けんな仏教徒でもある

当奨学金の名前になっている『ミンガラ』とはミャンマー語で「すべての良い兆しの根元」という意味です。

 私のミャンマーとの出会いは1992年までさかのぼります。当時、私はミャンマーへの技術移転&投資事業計画に参加していましが、何度か現地の調査に訪れているうちに、首都ヤンゴンと山岳地域の間に、大きな貧富の差が有ることに気が付きました。

 ミャンマーを知ってビックリしたのが、この国の人々の識字率の高さでした。調べてみるとミャンマーは東南アジア諸国の中では群を抜く、80%を超える識字率の高さを誇っていました。こんなに貧しい国なのに何故だろう・・・本当に不思議に思いました。

優秀でも学校に行けない・・

しかし、その理由は直ぐに判明しました。
ミャンマーが誇る、識字率の高さの原因は、寺院によるボランティア教育・・・すなわち日本で言う所の、寺子屋制度に有ったのです。

仏教国であるミャンマーでは、学ぶ意思さえあれば高校程度の教育を無料で受けることができるのです。
しかし、問題はその後でした・・・。

ミャンマーという国は、長年の社会主義政策によって、日本の江戸時代の鎖国と同じ状態が長く続いていました。
そのため、経済システムは破綻し、ミャンマーは東南アジアの中でも、最も貧しい国になってしまったのです。

国のために働きたくとも、ミャンマー政府の中枢で働くことができるのは、政府高官の子息、若しくは大学を卒業したごく一部のエリート達だけなのです。

山岳地帯に住む少数民族の人々は、高校の成績がどんなに優秀でも、生活の貧しさのために、大学に入学することができず、直ぐに仕事に就かなければなりません。

一家の年収が1,000,000チャット・・

ミャンマーの大学は4年制(医学部は6年制)になっており、1年間の学費は約400,000チャット、日本円にして40,000円ほどです。

この金額は、日本においては非常に安いと感じるかもしれません。

しかしミャンマーでは、平均的な家族が1年間に得る収入は、約1,000,000チャット。
日本円にして約10万円ほどしかないのです。

つまり、ミャンマーの大学に進学するということは、平均的な家族の全員で1年間に得ることができる年収の1/3もの金額を学費にあてなければならないということです。

このように経済的に豊かな一部の家庭だけが、大学に進学させることができる、という状況になっています。

私は、そうした事実を知り、子供たちに教育の機会を持ってもらうことが、ミャンマーという国を豊かにするための、一番の方法だと考え、ミャンマーの学生を支援するための仕組みを作ることにしました。

しかし、どのようにすれば、ミャンマーの学生に経済的な支援をすることができるのか?・・・その解決策は皮肉にも経済格差の中にありました。

私達が1万円でできること・・

その答えは、日本とミャンマーの豊かさのレベルの違いにありました。

日本とミャンマーの経済的な差は100倍以上あります。つまり、日本円の1万円は、ミャンマーにおいては実質100万円の価値があるはずなのです。(都市部では急速なインフレで大変厳しい状況ですが・・・)

ミャンマーの大学の1年間の学費は、日本円で約40,000円です。この経済的な差を利用すれば、ミャンマーの学生に学費の援助をすることができると考えました。

以上のような経緯を経て、私たちは優秀な成績で大学進学した、将来ミャンマーを背負う有為の若者に対して、1年間で1万円の資金援助をするための基金である、ミンガラ奨学金を設立しました。

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